「価値観が合う人」より、「話し合える人」を選びたい

婚活・恋愛

婚活で「どんな人と結婚したい?」と聞かれたとき、

「価値観が合う人」

と答える人は多いと思います。

金銭感覚が近い。
子どもについての考えが同じ。
休日の過ごし方が似ている。
仕事への考え方を理解してくれる。

もちろん、価値観が近いことは大切です。

でも、実際に結婚生活を送っていると、それ以上に大切なのかもしれないと思うことがあります。

それが、

「価値観が違ったときに、ちゃんと話し合える相手か」

ということです。

結婚すると、二人で決めることが本当に増える

恋人だった頃にも、二人で決めることはありました。

でも結婚すると、その数が一気に増えます。

どこに住む?

お金はどう管理する?

家事はどうする?

仕事はこれからどうする?

そして子どもが生まれれば、育児や保育園、教育、休日の過ごし方など、さらに話すことが増えていきます。

二人とも最初から同じ答えを持っていることもあれば、

「私はこうしたい」
「私はちょっと違うと思う」

となることもあります。

それは、相性が悪いからではありません。

別々の人生を歩いてきた二人なのだから、考えが違うことがあるのは自然なことだと思います。

「価値観が違う」より、違ったときにどうするか

だから結婚相手を選ぶとき、

「自分と同じ考えか」だけを見るのは少しもったいないと思っています。

意見が違ったときに、相手はどうする人なのか。

こちらの話を聞こうとしてくれる?

自分の考えも話してくれる?

「どっちが正しい?」ではなく、「じゃあ二人でどうしよう?」と考えられる?

私は、こちらの方が長い結婚生活では大切だと感じています。

もちろん、何でも話し合えば必ず意見が一致するわけではありません。

それでも、

「私はこう思っているよ」

と安心して言える相手であること。

そして相手の「私はこう思う」も聞けること。

それだけでも、二人の関係はずいぶん違う気がします。

実際、結婚前の「話し合い」と結婚後の幸福には関連があった

2026年に婚活経験のある既婚者800人を対象に行われた調査でも、興味深い結果が出ています。

交際中に「お金」「子ども」「家事」「仕事」など9つのテーマのうち、8〜9テーマを話し合えていた人の結婚後の幸福実感率は97.3%。

一方、話し合えたテーマが0だった人では50.0%でした。

もちろん、これは「たくさん話せば必ず幸せになれる」という意味ではありません。

もともと関係が良かったからこそ、いろいろなことを話しやすかった可能性もあり、調査でも因果関係までは特定できないとされています。

それでも、結婚前にいろいろなことを話せる関係と、結婚後の幸福感に関連が見られたというのは、婚活を考えるうえでも興味深い結果だと思います。

結婚前に話しておきたいこと

同じ調査で、既婚者が「結婚前にもっと話しておけばよかった」と答えたテーマは、

1位がお金の使い方・貯金(29.6%)

2位が子どもについての考え(28.1%)

3位が困ったときの支え合い方、意見が違ったときの向き合い方(20.1%)

でした。

どれも、結婚生活では避けて通れないことばかりです。

だからといって、初デートから質問リストを取り出して、

「貯金はいくらですか?」
「家事分担についてどう考えていますか?」

と面接のように確認する必要はないと思います。

一緒に過ごして関係が深まる中で、少しずつ話していけばいい。

大切なのは答えが自分と同じかどうかだけではなく、その話を二人でできるかどうかです。

条件表には書いていないことも大切

婚活では、相手のことを条件で見る場面がどうしてもあります。

年齢、仕事、年収、学歴、住んでいる場所、趣味。

条件を確認すること自体は悪いことではありません。

自分が望む結婚生活を考えるために、必要な条件だってあります。

でもプロフィールには、

「意見が違ったときも話を聞いてくれる人です」

とは、なかなか書いてありません。

自分と違う考えをどう受け止める人なのか。

自分の気持ちを伝えたとき、向き合ってくれるのか。

二人にとっていい方法を一緒に探そうとしてくれるのか。

こういう部分は、実際に会って、話して、関係を作っていく中で見えてくるものです。

だから婚活では、条件だけではなく、「この人とはちゃんと話ができるな」という感覚も大切にしてほしいと思います。

「何でも同じ人」じゃなくていい

価値観が似ている人と出会えたら、それはもちろん嬉しいこと。

好きな食べ物が同じ。

休日の過ごし方が似ている。

お金の使い方も近い。

そんな共通点が多ければ、一緒にいて楽しいと思います。

でも、人の考え方はずっと同じとも限りません。

結婚して、仕事が変わって、家族が増えて、年齢を重ねる。

そのたびに、自分も相手も少しずつ変わっていきます。

だから私は、

今、何でも同じ人を探すことより、これから何かが変わったときにも話し合える人を選ぶこと。

それも、結婚相手を考える大切な基準のひとつだと思っています。

実際、わが家も結婚して子どもが生まれてから、夫婦で話すことが増えました。

▶︎ 関連記事:「結婚してからのほうが、夫とよく話すようになった。」

家族になると、二人で考えることがどんどん増えていきます。

だからこそ、その一つひとつを一緒に話せる相手がいることを、私はとても心強く感じています。

まとめ|「どんな人?」だけでなく「どんな関係?」を考える

婚活をしていると、

「どんな人と結婚したい?」

をたくさん考えます。

でも、もう一つ考えてみてほしいことがあります。

「その人と、どんな夫婦になりたい?」

何でも意見が一致する夫婦じゃなくてもいい。

違ったら話す。

相手の考えを聞く。

自分の考えも伝える。

そして二人で、そのときの答えを探していく。

そんな関係を築けそうな人かどうか。

条件だけでは見えないけれど、結婚したあとにずっと続いていく大切な部分だと思います。

婚活は、条件に合う人を探すだけではなく、これから一緒に人生を作っていく相手を探すこと。

だからこそ、

「価値観が合う人」に加えて、「話し合える人か」という視点も大切にしてみてほしいです。

参考資料

▶第3部・結婚前にもっと話し合っておけばよかったテーマの調査

▶ナコード総研「婚活と幸せな結婚生活に関する実態調査2026」

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