「夫婦は共通の趣味があった方が仲良くいられる」
そんな話を聞くことがあります。
確かに、同じことが好きなら一緒に楽しめる時間も増えるし、話題にも困らない。
でも、夫婦だからといって、好きなものが全部同じである必要はないと思っています。
実際、私と夫は趣味がかなり違います。
夫はインドア派。
ゲームが好きで、家で過ごすことも好き。
一方、私はどちらかというとアウトドア派。
山登りや川遊びなど、自然の中で遊ぶことが好きです。
こうして並べてみると、結構違う二人。
それでも、一緒に楽しめることはちゃんとあります。
そして今になって思うのは、
「同じ趣味を持っていること」より、「相手の好きなことを一緒に楽しんでみようと思えること」の方が大切なのかもしれない
ということです。
共通の趣味は、ドラマを見ること
そんな私たちにも、一つずっと変わらない共通の趣味があります。
それが、ドラマを見ること。
気になるドラマが始まれば一緒に見て、続きが気になれば次の放送を楽しみにする。
今もこれは変わりません。
子どもが生まれると、夫婦二人だけで何時間も出かけたり、それぞれの趣味にたっぷり時間を使ったりするのは難しくなりました。
それでも、ドラマは今も欠かさず一緒に見ています。
ものすごく特別なことではないけれど、
「今日ドラマあるね」
と言って、一緒にテレビを見る。
そんな時間も、私にとってはちゃんと夫婦の時間です。
趣味が違っていても、歩み寄ることはできる
付き合っていた頃のことを思い出すと、夫が私の好きなことに付き合ってくれたこともありました。
インドア派なのに、ハイキングに誘ってくれたことがあります。
私が外で遊ぶのが好きだから、きっと一緒に楽しもうとしてくれたんだと思います。
今でも楽しかった思い出として残っています。
別に、そのハイキングをきっかけに夫が山登り好きになったわけではありません。
その後、二人の共通趣味になったわけでもない。
でも、それでいいんですよね。
相手の好きなことを、自分も好きになる必要はない。
「私はそこまで興味ないから」で終わらせるのではなく、
「あなたが好きなら、一回やってみようかな」
と少しだけ相手の世界に入ってみる。
それだけでも、二人の思い出は増えていきます。
「同じ趣味」より「一緒に楽しめること」
夫婦の趣味について考えるとき、
「二人とも好きなものは何?」
と考えがちです。
でも私は、
「二人でやると楽しいことは何?」
と考えてもいいと思います。
同じ趣味でなくても、
一緒にドラマを見る。
気になるお店へ行く。
ドライブする。
旅行する。
散歩する。
おいしいものを食べる。
それくらいでも十分。
趣味と呼ぶほどではないことの中にも、二人で楽しめる時間はたくさんあります。
子どもが生まれて、夫婦の楽しみ方も変わった
娘が生まれた今は、私自身も以前のように山登りや川遊びをする時間がなかなか取れなくなりました。
だからといって、外で遊ぶことが好きじゃなくなったわけではありません。
今はその「好き」の形が少し変わりました。
家族で車に乗って、わざわざ少し遠くの大きな公園まで行く。
ドライブをしながら出かけて、娘と一緒に外で遊ぶ。
昔の私だったら、「もっと本格的に自然の中へ行きたい!」と思っていたかもしれません。
でも今は、家族三人で大きな公園へ行くのも楽しい。
夫も一緒に来てくれます。
夫は相変わらずインドア派だし、私は相変わらずアウトドア派。
そこは別に変わっていません。
ただ、二人だった頃の楽しみ方が、三人になって少し形を変えた。
それだけなんだと思います。
恋人時代と同じ夫婦でいなくてもいい
結婚して、子どもが生まれて。
生活が変われば、二人の時間の使い方も変わります。
恋人時代と同じ頻度でデートができなくなったり、好きなことに使える時間が減ったり。
でも、その代わりに増える楽しみもあります。
子どもが初めてできたことを二人で喜んだり。
家族でどこへ行こうか相談したり。
娘が寝たあと、いつものドラマを一緒に見たり。
以前の記事にも書きましたが、私は結婚して子どもが生まれてからの方が、夫と話すことが増えました。
▶︎ 関連記事:結婚してからのほうが、夫とよく話すようになった。
恋人時代の楽しさがなくなるのではなく、家族の形に合わせて、新しい楽しさが増えていく。
私はそんなふうに感じています。
もちろん、それぞれの好きなことも大切にしていい
一方で、何でも夫婦一緒にする必要もありません。
夫はゲームが好き。
私は外で遊ぶのが好き。
それぞれ違うものを好きなままでいいと思っています。
「夫婦なんだから同じ趣味を持たなきゃ」
「休日はいつも一緒に行動しなきゃ」
と考えなくてもいい。
それぞれに好きなものがあって、そのうえで、
「これは一緒に楽しみたいね」
と思えるものもある。
そのくらいの距離感が心地いい夫婦もいます。
相手の「好き」を否定しないことも、ひとつの歩み寄り
趣味が違う夫婦にとって大切なのは、無理に共通の趣味を作ることではなく、相手の「好き」を否定しないことなのかもしれません。
自分には興味がなくても、
「そんなの何が楽しいの?」
ではなく、
「それ好きだよね」
と言える。
そして、ときどき相手の世界に付き合ってみる。
付き合っていた頃、インドア派の夫が私をハイキングに誘ってくれたように。
あのとき夫が何を考えて誘ってくれたのか、正確なところは分かりません。
でも私にとっては、
自分の好きなことを一緒に楽しもうとしてくれた
という嬉しい思い出として残っています。
相手と同じものを好きになることより、こういう小さな歩み寄りの方が、ずっと記憶に残ることもあります。
「私たちは何を一緒に楽しみたい?」を考えてみる
共通の趣味がないからといって、相性が悪いわけではありません。
逆に、同じ趣味がたくさんあれば必ずうまくいく、というものでもないでしょう。
大切なのは、
「何が同じ?」だけではなく、「違うものをどう楽しめる?」
ということ。
二人とも好きなドラマを見るのもいい。
相手の好きなことに、ときどき付き合ってみるのもいい。
子どもが生まれたら、家族みんなで楽しめる新しいことを探すのもいい。
夫婦の形が変われば、楽しみ方だって変わっていい。
私たちも今は、二人でドラマを見る時間と、家族でドライブして少し遠くの公園へ行く時間が楽しみになっています。
数年後には、また違う楽しみが増えているかもしれません。
「仲のいい夫婦は、何をしているんだろう?」
と正解を探すより、
「私たちは、これから何を一緒に楽しみたい?」
と考えてみる。
自分が選びたい結婚生活は、そんな何気ない楽しい時間の積み重ねからできていくのかもしれません。

